資格取得中毒のコムギと申します。
この記事では中国語の知識ゼロから完全独学でHSK3級取得までの私の実際の勉強時間、勉強方法、使用テキストをお伝えします!
皆さんのHSK受験の参考にしてください!
1.勉強時間と始めたタイミング
1-1. 勉強時間は115時間!
計算してみると勉強時間は115時間ほどでした。
・60時間は文法の勉強に
1日当たり約30分 x 約20日 x 6か月 = 3600分 → 60時間
使用したテキストは中国語解体新書です
・55時間はHSK3級の過去問に
過去問解答 : 1回あたり約90分 x 5回 = 450分 → 約8時間
過去問にピンインを振る : 1問あたり約5分 x 40問 x 5回 = 1000分 → 約17時間
リスニング復習 : 1日当たり約30分 × 約20日 x 3か月 = 1800分 → 30時間
→合計55時間
使用したテキストは中国語検定HSK公式過去問集3級 2021年度版
1-2. 始めたタイミングは9か月前!
勉強を始めたのは11か月前くらいです。
1週間あたり5日勉強、2日お休み
私の生活では水曜と日曜日が習慣のお休みdayなので、それに合わせて勉強する日としなくてよい日を分けていました。
とはいえ、過去問の解答自体は日曜にやっていましたが笑
2021年4月からスタートして、2022年3月後半に試験を受けました。
2.勉強内容
2-1. 中国語解体新書で文法を学ぶ
まずは文法を学びました。
以下のテキストで文法の基礎を学びました。
このテキストを3周ほどして、6,7割の内容を習得しました。
応用的な文法や慣用句は覚えていません笑
2-2. HSK公式過去問集を解き、復習を繰り返す
文法を学んだあとHSKの過去問で勉強を進めました。
手順1 : HSK過去問1回分を解答 → 答え合わせ
手順2 : リスニングのスクリプトにピンインを振る
手順3 : リスニング部分の復習
過去問5回分のリスニング部分3周です。
以下の公式のテキストに載っている過去問を全て解きました。
ちなみに読解部分は全く復習をしていません。
なぜなら、「勉強した文法」と「日本語の知識」で9割は正答できるようになっていたからです。
・復習3つのルール
今回は以下の3つのルールを決めて勉強を進めました。
ルール1 : 「1日5問ずつ」リスニングを復習する
1日に無理のない範囲で勉強できる量として決めました。
リスニングの問題数は200問。
勉強する日数は1か月のうち20日。過去問1回分終えるには10日必要だったので、テキスト1周するには2か月半ほどかかる計算です。実際にはピンインを振る時間やさぼってしまう時間もあったので、3か月ほどかかっています。
終わったら2周目(6周換算)をしていました。
復習の方法
手順1 : 一度何も見ずに1問聴く
手順2 : スクリプトの日本語を読んで「内容の理解」をする
手順3 : 中国語部分を音読する。このときただ音読するのではなく「文法の理解」をするためにゆっくり読む
手順4 : 手順2で「内容の理解」、手順3で「文法の理解」が終わったら、1文ずつ暗唱できるように繰り返し音読する
手順5 : 1文ずつ暗唱できるようになったら、最後に何も見ずに1問聴く
手順6 : 手順5で頭に流れる音から意味がくみ取れない場合は、その部分を聴きなおす。
この手順を5問分繰り返します。だいたい30分前後かかります。
ルール2 : 「前日」と「4日前」に解いた問題を復習。(これで3周換算)
勉強したことは何回か復習しないと私の脳に定着してくれません。
ですので、前日と4日前(習慣お休みの日は除く)に解いた問題を復習します。
そうすれば、同じところを3周したことになりますね。
2回目、3回目の復習方法
手順1 : 「文法の理解」ができていることを確認しながら、音読する
手順2 : 何も見ずに1問聴く
手順3 : 手順2で頭に流れる音から意味がくみ取れない場合は、その部分を聴きなおす。
この手順を5問分繰り返します。だいたい5分前後かかります。
ルール3 : 寝る前に音声入力で発音を確認
夜寝る前にiPhoneの音声入力でその日勉強した部分を音読し、発音を確認しました。
ルール1、ルール2はたいてい朝起きてすぐにしていたのですが、ルール3で夜その復習をするときにはほとんど何をやったのか覚えていませんでした。
ですので、朝やったことを夜復習するのは記憶の定着に良いかなと思います。
3.全体を振り返って
3-1. 大変だったこと
全体を通しての感想は「難しくない」です。ただ簡単ではありませんでした。
・ピンイン自体を覚えるのが少し大変
大変だったのはピンイン自体の発音を覚えることです。
まあ英語のアルファベットを覚えるような初歩中の初歩ですので避けては通れない道です。
・単語のピンインを覚えるのが大変
あとは単語のピンインを覚えることが難しかったです。
単語の読みは日本語の発音に似ているといえば似ていますが、日本語からピンインを推測できるかと言われれば、ほとんど不可能です。
ほとんどとっかかりゼロの状態から、単語とピンインを頭の中で結び付けていくのはなかなか苦行でした。
しかし、苦行だったのも前半のうちで、後半はその苦行で得た知識が元となって単語を覚えるのが楽になりました。
3-2. できるようになったこと
・看板や標識の意味を理解できるようになった。
看板や標識に書いてある内容をおおむね理解できるようになりました。
たいていの看板や標識は、周りの環境からその内容が推測できるため、HSK3級程度でもなんとなく意味が分かります。
・看板や標識の文字を半分くらい音読できるようになった。
基本的な単語が多いため、半分くらいは発音できるようになっていました。
・簡単な文章で予め意味を知っていれば、どんな単語をしゃべったのか半分くらい分かるようになった。
これは、例えば電車に乗った時の案内ですね。日本語の案内のあとに中国語の案内があるような場面だと「お、日本語ではこう言ってたから、今のはこの単語をしゃべったな」というような感じですね。
まだまだ実用レベルには至っていないということです笑。
HSK4級受かるころまでに日常会話をカタコトにでもできるようになっていたいですね。
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